1.自己紹介

1_2 考え方(2018/12/16)

1)性格

ホメラニアン(私の勝手な造語)です。
誉められて伸びるタイプの人間ですので、批判はあまり好きではありません。どうしても意見がある場合は、先ず褒めることを忘れないでください。批判は成長を促しませんので、成長を促す前向きな意見にしてください。

2)モットー

モットーは、『人生は楽しく!』です。
何事も前向きに考えることが人生を楽しくする秘訣だと考えています。前に進まなければ何も始まりません。『難しい』、『できない』とは考えず、『どうすればできるか』を考えることが重要だと思っています。
やりたくないことを無理してやる必要は無いですが、やろうと考えているのであれば、『どうすればできるか』だけを考えれば良いと思います。
但し、何度も考える必要があります。なるべく『楽しく考える』のが成功の秘訣です。『好きこそ物の上手なれ』とは、ここからきた言葉だと思います。
『なぜか?』と疑問を持つことが何より大切です。解決するまで、何度でも考える、考えつくすことが無ければ成功することはできません。
本ブログは、見ていただいて分かるようにふざけたような言い回しが多いのですが、この点についての批判は無視させていただきます。極めてまじめに取り組んではいるのですが、私自身が楽しく取り組まなければ、見てくれている方が、楽しく取り組めるはずがないと考えているからです。

3)少子高齢化人口減少社会

我が国は、少子高齢化人口減少社会に向かっています。昔話では、「昔々、あるところにお爺ちゃんとお祖母ちゃんがいました」という決まり文句がありますが、昨今では、至る所にお爺ちゃんとお祖母ちゃんがいます。平均寿命は、明治・大正時代で43才前後、1947年で50才、1951年に60才、1971 年に70才、2013年に80才、2017年で男性が81.09才、女性が87.26才になりました。つまり、現在の様な超高齢化社会や認知症問題は、世界で誰も経験したことが無い世界なのです。
2000年に介護保険制度が施行されましたが、持続可能な社会保障制度は、まだ先の先です。介護保険制度は、1997年に制定、2000年に施行されましたが、その頃は、1995年にAmazon.comがスタート、1998年に米Google社が創業、1999年にNTTドコモが「iモード」サービスを開始、2000年にKDDIが発足、2003年にソフトバンクBBが設立、2005年にGoogle Mapsが開始、2006年にTwitter社が設立され、2007年にApple社がiPhone発売という様な時代でした。
介護保険制度の情報システムの活用が時代の流れに乗っていた訳ではないことは、容易に想像できます。介護保険制度を支える当初のネットワークは、NTTのISDNサービスでした。しかし、今や介護保険制度では、介護ロボットの活用、AIによるケアプラン支援の様な事が言われ、データの見える化、地域包括ケアシステムが重要だと言われています。
効率的な社会を築いていくには、情報技術の活用は欠かせません。また、多くのデータがあふれる社会だからこそ、効果的なデータ活用やシステム活用が欠かせません。SSEとしては、データを活用することで、より良い社会を築くことに貢献したいものです。

4)情報システム社会

1940年代半ばに真空管、1950年代半ばにトランジスタ、1960年代半ばに集積回路によるコンピュータが開発されました。その後、オフィスコンピュータ、ミニコンピュータ、ワークステーションが開発され1970年代半ばにパーソナルコンピュータ(パソコン)が開発されています。パソコンは、1970年に入ってからであり、そのCPUは最初8ビット、1970年代後半から16ビット、1980年代後半に入って32ビットになり、21世紀に入ってから64ビットになりました。
コンピュータは最初は単独で処理されていたものが、ネットワークが活用されるようになり、センターに設置されたメインフレーを集中処理方式で使用する方式が主になりました。次は、パソコンにできることはパソコンで処理した方が良いということで分散処理方式が選ばれるようになってきました。クライアント・サーバー型というコンピュータ同士が主従関係により、処理を分散するという方法です。
そして、1990年代に入り、商用インターネットが始まりました。インターネットでは、WEBサーバーやメールサーバーを活用し、クライアントとなるパソコンには汎用的な処理ができるブラウザさえあれば良いということになりました。ネットサーフィンで寝不足という人も増えました。インターネットは、それまでのネットワークと異なり、一部のネットワークが動作不能に陥っても、網の目の様なネットワークにより代替経路を選択することがが可能です。
世の中は、1995年に阪神淡路大震災、2001年にアメリカ同時多発テロ、2011年に東日本大震災がありましたが、インターネットの活用が大きく発達し、現在では、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)が花盛りになりました。そして、昨今では、クラウドと呼ばれる集中処理方式に回帰し始めています。
一方、2000年代に入るとパソコンとパソコンが直接やり取りするP2P(Peer to Peer)の方式が注目され始めました。Napsterが仲間同士で音楽ファイルを共有するサービスを始めました。我が国でもWinnyという中央サーバを必要としないファイル共有システムが流行りましたが、作者が著作権侵害行為幇助の疑いで逮捕される事件に発展しました。
しかし、現在は、P2Pの技術を応用したブロックチェーンという技術に注目が集まっています。ブロックチェーンは、P2Pですので、パソコン同士が対等に情報をやり取りします。多くのパソコンがネットワークに繋がれ、処理台帳を分散して管理できるというもので、大規模災害があっても処理が滞る心配がなく、データや処理台帳も最小限の影響しか受けないという利点があります。
但し、このブロックチェーンの技術を応用した仮想通貨については、通貨の流出という事件が相次ぎました。いずれにしても、ブロックチェーンの技術により、狙われたデータが紛失しただけであって、ブロックチェーンのネットワークがダウンしたわけではありません。もし、これがどこかの銀行のネットワークシステムであったなら、当該銀行のネットワークは、重大な信用低下に陥っていたことでしょう。
2012年、人工知能に関する競技会において、カナダのトロント大学が深層学習(ディープラーニング)により桁違いの性能を示しました。情報システムは、デジタルな性格を持ち、0か1かの様に明確に判断できる組合せを解くのが得意でしたが、深層学習は、アナログ的なあいまいな組合せを解くことができます。しかも、そのアナログ的な解を組合せて考えることができます。アナログという人間的な思考でありながら、同じことを何度でも飽きずに速く解くことができます。しかし、アナログの組合せは膨大であって、しかもデジタルの様に何処に正解があるのかが分かり難いという欠点があります。人間であれば、あいまいさは、人間らしさという解釈で済まされますが、情報システムの場合は、そうは済ましてもらえません。
しかし、人工知能の学習の成果は、今や実社会で役にたち始めました。今はまだ黎明期ですので、集中型で行われていますが、セカンドオピニオンの様な仕組みが必要になるかもしれません。また、局所的な最適解の課題も考えられますし、部分的や段階的な分散処理に移行するかもしれません。
情報システムは、これまで集中型と分散型を時代に合わせて変遷してきました。これからも、処理能力重視か安全性重視かの視点の違いによって、CPUやネットワークの性能の進展によって、または情報や人工知能等の利活用や制限の考え方の違いによって変わってくるものと思われます。
情報システムは、現在の私たちの生活に深く関わってきていますし、これからも私たちの生活を一変させてしまう様な技術革新を見せてくれることでしょう。アフリカを起源とする新人類が登場したのが約20万年前で、長い人類の歴史がありますが、現代社会は、ここまで記載したように圧倒的なスピードで進展しています。生きている間に、何度も世界感が変わってしまっています。これからは、今まで以上に未来を見据える目が、データを見る目が重要になってきているといえます。